台本 その二(引き止めにあった場合)
※「退職の理由」について、色々と詰問されることが多いようです。
まずは、オーソドックスなスクリプトから。
「ええ、先ほど申し忘れましたが、退職の理由に関しましては、まずちょっと頭がヘンになってきたようなので
自宅療養を開始することにしました。」
※相手はおそらく動揺するはずですが、中にはそれでも「会社に出勤してきて、筋を通せ。辞める前に話し合うくらいしたっていいだろ!」などという感じで、しつこく出社を迫ってくる上司もいるかもしれません。
それでも、あきらめてはいけません。
神経が図太い相手の場合は、次のフレーズが効果的です。
「私がこれ以上、会社へ出勤し続けて、自殺したとしてもあなたは責任を取ってくれるんですか?」
派遣会社の営業マンの中には、自分が担当した派遣スタッフが契約期間途中で退職する場合など、自分の営業成績に支障があるのかないのか、かなりしつこくスタッフを引き止める場合もあるようです。
でも、“自殺をしても責任を取ってくれるのか?”という問いかけを真っ向から受け止められる人間はあまりいないでしょう。こちらの言っていることが、単なる脅しかもしれないとちょっとは疑うかもしれませんが、自分のせいで自殺でもされたらと、やはり、心配になるのが人情というものです。そこで、相手はこちらと関わりをもつことをこれ以上したくないと考えるでしょう。(逆に、「ああ、死にたきゃ勝手に死ねば、なんて相手が言ってきたら、怖いですけどね。)
企業人のエゴに対しては、エゴで対抗し、すんなりと退職を済ませましょう。