会員同士が団結して、弾圧及び社会的排除を跳ね除けていくこと



弾圧というのは、何も肉体的な暴力というものだけに限ったものではありません。

退職を繰り返すことによって、社会から排除されていくというこの国の悲しい現実があることに問題があるのです。

職種や雇用形態のいかんを問わず、転職歴の多い人間は、
「根性がないのではないか?」
「スキルがないのではないか?」
という風に、社会から思われてしまうのです。

職を転々とした経験をお持ちの方は、面接の場においてそういったことを痛感された方はきっと多いはずです。

「明日、会社を辞めようの会」は、そうした社会通念を打破していくことを目標としています。すなわち、

「職業人としての一貫した人生」
「“職人”を賛美する人生観、社会観」

そうではない人生、そこから弾かれてしまった人生もあるということを提起していくことが会の趣旨です。

もちろん、幸いにして“自分の仕事”が現在見つかっている人々に対しては、何も言うことはありません。

しかし、様々な偶然の結果によって、人生に翻弄されながら、もがき苦しみ悩みながらも、どうしても“自分の仕事”が見つからない、あるいは、見つかっても何かの理由があって退職してしまう。
そうした人々を切り捨てるようなことがあっては、真に文化的な人間が住む社会にふさわしい国であるとは言えないのではないでしょうか?

現在、定職に就いていらっしゃる方も、なぜだかわからないけど、いつの間にかその仕事に就いていて、その仕事が自分にとっての“天職”であると思い込まされている方もいらっしゃるはずです。

日本国憲法の第22条には、職業選択の自由が明記されていて、そこにはこう書かれてあります。

“誰でも公共の福祉に反しないかぎり、住所または居所を定めたり、移したりする自由や、職業を選んだり、営んだりする自由をもつ”

明日、会社を辞めようの会は、この憲法で保障された職業選択の自由を徹底的に追及することを目標としています。

退職をして自由に生きようとする場合、これまでも申し上げてきました通り、さまざまな障害が起こることが予想されるものですから、このホームページを通して、退職者にとって有益な情報を提供していくことをやっていきたいと考えております。

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