始末書の書き方(その他のビジネス文書)



サラリーマン生活を続けていると、始末書を書く場面というものも出てくると思われます。
サラリーマン生活が短い新入社員の方などは、「始末書をどう書いたらいいかわからない」という方もいるかもしれません。

このページでは「明日、会社を辞めようの会」の会長、私、河野伸介がとある会社でサラリーマンを約一ヶ月やった際に書いて会社に提出したときの始末書を、始末書の書き方のサンプルとして載せておきます。

以下は、始末書の全文です。(会社名などは伏せてあります。)


※「私」、河野の○○鰍ノおける、

現状の問題点

・礼儀、礼節に欠ける
・サラリーマン、組織人、社会人としてのマナーに欠ける

上記の問題点を原因として、何が問題視されているか?

→@時計が「サラリーマン的」ではない。
 ※私が現在腕にはめている時計が、日本人のホワイトカラーのサラリーマンが通常持っているような時計ではなく、それにふさわしくない時計であるということです。
→A名刺を持ち歩かない(他企業からいただいた名刺を家に置き忘れて、行動していました。)
→Bよく遅刻をする
→Cよく居眠りをする(会議中など)
→D態度が悪い(説明会の受付でガムを食う)
→E命令、指示を間違えて解釈してしまう。
  (結果として、チームプレーを乱す)

上記をどのように克服するか?
→@現状では、資金が不足している為に、新しい時計を購入することは困難です。その為、来月の給料日までは現在持っている時計をはずすことで、問題の解決をはかります。
→A××デスクから受けた指示通り、、、
  1、いただいた名刺は会社の自分のBOXに保管しておくか
  2、常に持ち歩く
→B根本的な原因として、遅刻をするのは「社会人としての自覚が足りない為」です。より明確に厳密に考えるならば、遅刻をするのは「仕事」に対する熱意が欠如しているせいであります。

  解決策として、遅刻をすることを「恥」であるとみなし、自分に対して言い聞かせることです。上記の倫理観が欠如した人間がひとりでも会社にいると、会社全体の士気を低下させる恐れがあります。

→C原因は上記Bと同じ。
  居眠りを防ぐためには、
  1、会議中ならメモをとる
  2、甘いものを多く摂取する
  3、トイレに行って顔を洗う

→D会社組織の一員であることに対する自覚が足りないから、態度が悪くなり、「ガムを食う」などの具体的な行動にあらわれてしまう。
 自分は「一個人」としてではなく、「○○梶vという会社の一員として世間から判断されるということをはっきりと自覚しなければなりません。
 すなわち、私の態度が悪ければ、「○○鰍フ人間は態度が悪い」という風にみなされてしまいます。

 私の態度が悪いことは会社としての「恥」なのです。
 だから、「態度が悪い」ことは問題なのです。

→E命令、指示を間違えて解釈してしまうのは、
  「よく人の話を聞いていないこと」に原因が考えられます。
  能力的には、「一を聞いて十を知る能力」が欠如しています。仕事に対する知識も少ない為に、その知識をもとにして、他者の命令、指示を理解し実行する力が不足しています。
  結論から言って、短時間ですぐに身につく能力ではありません。
  上記には、「先天的な要領の悪さ」も起因しています。

 解決策として、
 1、命令、指示に対しては、すぐにメモをとること
 2、メモを読み返すこと
 3、わからなかったら、再度、内容を確認すること
  などが挙げられます。

○○鰍ノ対して私は何を貢献できるか?


 今まで挙げてきました社会人としてのマナーの欠如、「要領の悪さ」からくる仕事の失敗の連続は、社会人としてなら当然、解決策を見付け、克服していなければならないものであります。
 ですが、現状として出来ていないし、それを努力して「出来るようにする」ことがまず出発点になります。

 ここからは、上記の前提を一度棚上げして、私の能力、持ち味を分析しつつ、論を進めることにします。

私のメリット

・精神が破壊的であること
・心が自由であること
・性格が適当であること→「考えすぎる人間」、「石橋をたたいて渡りすぎる人間」には、行動力がありません。
・「人のやらないこと」をやろうとすること
・「人のやらないこと」をやろうとする為に生ずる他者との軋轢(あつれき)、批判に対する耐性が備わっていること
・好きなことには、命がけで取り組むこと

私のデメリット

・社会人としてのマナーが悪い、態度が悪い
・チームプレーが下手である
・要領が悪い
・性格が適当で、基本的には「反社会的」である
・興味の持てないことは、徹底して手を抜く
・多くの人間の支持を集めることが苦手であること
 →「ウマが合わない人間に、うまく合わせる技術」
   「人をおだてる技術」
   「人を支配し、服従させる技術」
 →結果として、それらは「リーダーシップの欠如」へとつながります。

「私のデメリット」は根本的な性格の部分に起因するので、完全に「社会的にまとも」になることは不可能でしょう。
ただ、意識的に努力することで治癒できる部分に関しては、最大限の努力を払い、改善します。
改善がある程度出来たところで、私よりも「要領がよく」、「態度、マナーがきちんとしている人間」は世の中にゴマンといますから、ただ現状の問題点を克服するだけでは○○鰍フ積極的な価値ある「労働力」としての意味を持ちません。

結論

しかしながら、○○鰍ェ社会貢献を目指し、社会的に「まともな」仕事を行っていることが前提である企業である以上、私が現状出来えることは「私のデメリット」の改善である以上に他はありません。

上記の他に「空き時間」を利用した「職務遂行の為の知識の習得」(契約書の書き方、職務に必要な法律を学ぶなど、他)を行っていきます。

それによって、社内における「フォロワー」の仕事を今後一年間で出来るようにします。



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