上司を怒鳴って退職
これは私の実際にあった体験談です。
私が派遣社員として不動産の事務の仕事をしていたときでした。
入社して2週間くらいだったんですけど、私はあまり勤労意欲が湧かずに、仕事中に居眠りをしたり、トイレ休憩を何度も取ったりなどして、部を統括する直属の上司から目をつけられ始めました。
仕事の内容も入ってすぐだったもので、あまり分からなかったこともあって、私は何度も仕事に関する質問をその上司に対してしていました。
始めは、比較的優しく、淡々と私の質問に答えていてくれた上司でしたが、私が何度も同じ質問を繰り返したのか、だんだんと上司の方もイライラしてきて、
「さっきも説明しただろう!」
「日本語わかるのか?お前!」
といった暴言を私に対して吐くようになってきました。
私はひたすら、その上司のパワーハラスメントに耐えていましたが、上司のパワハラはどんどんエスカレートしていくばかりでした。
「さっきも言っただろう?」
いつもと同じように上司がこう言って来たので、
そこでとうとう耐え切れなくなって上司に向かって私はこう言ったのです。
「言ってませんよ。」
「いや、言ったよ。」
「言ってませんよ!」
「いや、言った!」
口論は、“言った、言わない”の水掛け論になり、私の怒りは頂点に達して、
「もう、たくさんだ!あんたなんかとはやってられるか!辞めますよ!!」
と言ったのです。
すると、上司の方は、ほとんど考えることも無く(私を引き止めるとかそういうこともなく) 「ああ、わかったよ。今日の分のタイムシート出せよ。一日分付けてやるから」と言いました。
私と上司が言い争っている間中、周りの同僚達は見て見ぬふり、知らん振り、まさに日本のサラリーマン社会のエゲツナサ、冷酷さ、薄気味悪さを見るような思いがしました。
私はその時点で退職を完了し、派遣の契約期間が残っていたにも関わらず、退職をしたわけですが。
でも、ここで皆さんにアドバイスしたい点があります。
私の例のように、派遣で働いていた場合で、上司を怒鳴って即退職ということをすると、
派遣の契約期間が守れない、ということがあります。
派遣の契約期間を守らずに退職をすると、派遣会社に書類を書かされます。
その書類には、「私、○○は、派遣契約を守らずに退職しました。」ということが書かれてあります。
できれば、私の例のようにヤケを起こして辞めるのではなく、派遣の営業マンなり、派遣会社の人達に相談してからの方がいいです。
派遣の営業マンに相談してもラチがあかないこともあるかと思います。
その場合は、こちらを参考にしてみてください。
■派遣営業マンのしつこい引き止めにはこう対処する