退職願を出さずに退職



退職願を出さずに退職することは、あまりおすすめ出来る方法ではありません。

仕事のストレス、職場の人間関係のストレスから、どうしても辞めたい、あるいはどこかに消えてしまいたい!すぐに逃げ出したい!、などなど、気持ちはわかりますが、ここは冷静に落ち着いて考えましょう。

まず、退職願を出さなかったり、退職の意思を会社に告げないで退職しようとすると、「給料をもらい損なう」ということが考えられます。

それが一番、痛いことです。

私の経験した範囲で言うと、例えば、訪問販売の会社というのは、離職率がやたらと高いわけです。
営業の仕事ですから、仕事のキツサもさることながら、社内の人間関係なんかにしても、相当大変な状態にあるわけです。

そういった弱肉強食の世界に耐え切れず、辞めていく若い人達をこの目で何度も見ました。

訪問販売の業界だと、いきなり辞める人間のことを「飛ぶ」と表現します。

朝、会社の朝礼にいつもだったら一緒だったはずの社員がいないわけです。
社員が住んでいた寮を捜索しても、荷物がすっきり無くなっていなくなっています。

そうした状態を、訪問販売の会社では「飛ぶ」と言っていて、
残った社員は口々に、「あいつ、飛んだな」と噂しあいます。

余談ですが、私の勤めていた会社には、過去2回飛んで、2回とも会社の上司に連れ戻されて、3回目にやっと逃亡が成功して、今は別の会社で幸せに働いているという男がいました。

彼は、2回目に飛んだときは、埼玉県の某市にあった空き家で、野宿者同然の格好をしているのを(髪伸び放題、ヒゲ伸び放題の状態)たまたま通りかかった上司が発見したということでした。

※参考サイト 飛び込み営業の世界

また、雇用形態に限らず、アルバイトを無断欠勤して退職するなども、「退職しても給料だけはしっかりとぶんどる」という観点からすると、やはり好ましくありません。

退職願については、

・郵送する
・ファックスを送信する

どちらの方法でも構いませんが、きちんと会社に退職する意思を伝えることが重要です。




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